強烈な金融ショックが起こる可能性とS&P500を考えます！

明日9月30日のWeb3・トレーディング講座では普段とは趣向を変えてS&P500にフォーカスしたいと思います。

今回のアメリカのインフレ退治ではソフトランディングが可能そうだというアナウンスが繰り返されていますが、過去アメリカの歴史の中でソフトランディング出来たケースはただの1回しかありません。その奇跡的にソフトランディング出来た時は、今回のような逆イールドが起きていません。しかも今回の逆イールドはけっこう深かったりします。

逆イールドというのは長短金利の逆転現象です。通常は長期金利が短期金利より高いわけですが、それが逆に短期金利が長期金利より高くなる現象です。銀行は短期金利で資金調達し、長期金利で貸し出します。ですから逆イールドになると、一気に利益が圧迫されることになります。そのため、逆イールドになると銀行はお金を貸すのを渋りだします。つまり企業がお金を借りづらくなるので景気が悪くなっていきます。

今回のアメリカの逆イールドはFRBによる急激な利上げによって起こっています。しかも年内にあと1回、0.25%の利上げをするかもしれないと言っています。個人的にはそのあと1回の利上げがトドメになってしまうのではないかという気がしてなりません。

明日の講座では、逆イールド、消費、雇用、銀行の状況、M2、原油高、恒大集団、政府機関の閉鎖問題など様々なアメリカの状況、さらにS&P500が時価総額加重平均であることなどを踏まえた上で、S$P500のチャートをテクニカル的に考えていきたいと思っています。S&P500が暴落するようなら、その局面でBig Waveに乗りたいですから。

明日また講座で詳しく話そうと思いますが、個人的には近い将来、リーマンショック以上の超特大急の金融ショックがやって来るような気がしてなりません。果たしてどうなりますか・・・。