S&P500は売りを仕込んでいく時期?
世間では、未だにアメリカ株を買っている人が多いですが、Web3・トレーディング講座では、テクニカル的にも、ファンダメンタルズ的にも、まだ若干の上値余地はあるものの、ほぼ天井圏であると考えています。
単純に逆イールドや銀行の収益悪化、耐久財受注の減少等のデータから考えても近い将来、リセッション入りすることは、ほぼ確実だと思われます。そして、現在のアメリカの株価はトップ10社の株価に極端に偏ったいびつなものになっています。過去データからは、トップ10社への株価の偏りが大きくなると、その後、暴落が起こっています。ちなみに現在の偏りは世界恐慌前の水準に達しています。
下のチャートはインフレ率を加味したGDIです。灰色の部分はリセッションです。
見て分かる通り、マイナスになると過去100%リセッション入りしています。そして今、まさにマイナス入りしようとしているところです。
FRBや政府はソフトランディングを声高に叫んでいますが、このようにデータからはリセッションは避けられないと考えるのが自然だと思うのです。つまり、未だに多くの人がアメリカ株を買い続けていますが、近い将来、アメリカ株が暴落する可能性はそれなりに高いと考えています。
現に、アメリカでは金融機関や投資会社ばかりでなく、当の巨大企業のCEOらが自社株の売却に走っています。
今日、明日で、暴落するというわけではありませんが、チャートを読み、ファンダメンタルズを考えれば、今の時期は利益確定を始める時期であり、少なくとも今からアメリカ株を買っていくのはとても危険ではないかと考えてしまいます。
shin MICでは、どの講座でも、自ら調べ、理解し、考え、判断するという姿勢を大切に考えていますが、特に投資においては重要な姿勢だと思います。
S&P500のチャートもまだ若干の上値余地がありますが、ほぼ天井圏に近いと思うので、売りの仕込みを始めるにはいい時期になってきているのではないかと考えています。アメリカの株価を牽引している、先日暴騰して話題になったNVIDIAも、チャートパターン的に、若干の上値余地があるものの、ほぼ上昇は終わりに近いと思われます。
現在、ビットコインがファンディングレートの上昇から現物以外は、短期トレードしかできなくなってきています。S&P500の売りなら、逆にスワップが付与されるので、じっくりと仕込んでいくことが可能です。ということで、Web3・トレーディング講座では、そろそろS&P500の売り仕込みを考えていきたいと思っています。
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