生成AI機能搭載で進化するGoogle Chrome|Chromeの新機能

2024年6月時点での日本のブラウザシェアは、1位がGoogle Chromeで65.0%、2位がMicrosoft Edgeで22.5%、3位がMozilla Firefoxで5.6%、4位がSafariで5.0%となっているようです。Google Chromeを使ってる人が圧倒的に多いってことですね。私もメインで使用しているブラウザはGoogle Chromeです。

周囲の人を見ても、たんにWebページを見るためだけにGoogle Chromeを使っている人が多いですが、Google Chromeは生成AIとの連携も含め、かなり進化していますので、是非、その機能を皆さんにも試してみてもらいたいと思います。

Googleの生成AI 「SEG」

SEGはとてもお手軽に使えるので、下の図のフラスコマークをクリックして、とりあえずSEGを有効にしておきましょう。

Googleのフラスコマーク

SEGを有効にした状態で、例えば「GABAとは」なんて検索すると、下の図のように検索結果の上にAIがGABAについてまとめた文章を生成してくれます。また、その横の「Learn more」では、特に参考になりそうなWebページを提案してくれます。

SEG検索

これなら、誰でもお手軽に、生成AIを利用できますよね!

新機能:Geminiとの対話とGoogleレンズを用いたページ内での画像検索

こちらの機能はGoogle Chromeの最新バージョンであるChrome128から搭載された新機能みたいです。Chromeのバージョンが最新でない場合は、まずは最新版にアップデートをしましょう。バージョン確認とアップデートは以下の手順で簡単に行えます。

  1. Google Chromeの設定を開きます。
  2. 左側メニューの一番下「Chromeについて」をクリックします。
  3. 最新版にアップデート
Chromeバージョン情報

生成AI Geminiとの対話機能

下図のようにGoogle Chromeのアドレスバーにアットマークを入力すると、「Geminiと話す」という項目が表示されるので、クリックします。

chromeのアドレスバーにアットマーク

アドレスバーの「Geminiと話す」に質問や要望などを入力してエンターキーを押すと、Geminiが瞬時に回答してくれます。今回は「松本市の観光地巡りの提案をしてください」と入力してみました。またGeminiの回答はWebページとして保存も可能です。下のURLは今回のGeminiの回答をWebページとして保存したものです。

https://gemini.google.com/share/a4898c512051

どうですか?基本的な松本市観光のメインどころが抑えられているように思います。

Googleレンズを用いたページ内での画像検索

Webページの画像の上で右クリックし、「Google レンズで検索」をクリックすると、その場で下図のように画像検索が行えるようになりました。また、アドレスバーをクリックすると、Googleレンズのアイコンが表示されるので、画像に写っているいる一部分を選択すると、それが何か検索してくれます。これも便利そうですね!

googleレンズでの画像検索

今後のGoogle Chromeのアップデート

以下のようなアップデートが既に予定されているようです。

  1. Webページ上の画像の一部を指定して画像検索し、それに対してさらにAIに質問したりできるようになるそうです。
  2. Youtube動画の中のテキストを選択し、それについてChromeのサイドパネルでAIから説明が受けられるようになるそうです。
  3. タブ コンペアーで、サイト間で商品を比較することが出来るようになるそうです。
  4. テキストボックスやフィールドでの文章作成支援機能が搭載されるそうです。
  5. AIによる壁紙生成機能がChromeに導入され、オリジナルのテーマが作成できるようになるそうです。

Google Chromeを通して生成AIに慣れよう!

以前「AIとブロックチェーン技術によるパラダイムシフトから取り残されるな!」という記事でも書きましたが、ユーザーが1億人に達する期間が人気SNSの中でもInstagramが1年半と群を抜いています。しかしChatGPTは僅か2ヶ月でユーザー数1億人に到達しており、まさに桁が違います。それにも関わらず、私の周囲の人たちに聞いてみると、ChatGPTの名前を聞いたことはあっても、使用経験のある人は、ほとんどいません。

つまり現在、生成AIをいち早く仕事や生活に取り入れた一部の人たちと、それ以外の人たちという構図があるのではないかと想像しています。

海外の研究所などからは、今後、AIの恩恵を受ける人々と、AIによるパラダイムシフトに取り残された人々の間に新たな貧富の差が生まれるなんていう報告も出てきています。

現時点でも、書類作成一つとってみても、生成AIを利用すれば、格段に作業効率は上がりますから、とりあえず、普段、皆さんがよく使われるGoogle Chromeに搭載されたAI機能を使って、AIに慣れ親しんでみてもらえたらなんて思います。
また、今回は一切触れていませんが、Google Chromeの拡張機能には、素晴らしいものが多くあります。私自身も拡張機能には普段からよくお世話になっています。ということで、普段当たり前に使っているGoogle Chromeを使い倒すワークショップなんかも開けたらと思っています。

特にAIに関心はあるけれど、なんだか、よく分からないという方は、お気軽にお問い合わせください。

お気軽にお問い合わせください!(^^)

当たり前を深堀すれば新たな世界が開けます!

投稿者プロフィール

shinmic
shinmic
松本市で活動しているフリーランスの2人組です。
地域に根差したハートフルな対応を心がけています!