Googleが提供しているAIツールNotebookLMが便利すぎる!
どこかに書いてあると思うんだけどな~?
と、取扱説明書とにらめっこした経験のある方は多いんじゃないかと思います。また膨大な文章量のWebページやお仕事の資料、論文等の中から目的の情報を探し出して、まとめるのって、けっこうな労力ですよね。そんな時に絶大な威力を発揮するのが、Google提供のAIツール、NotebookLMです。
NotebookLMは、様々な種類のファイルをアップロードし、それらに関する質問に答えてくれる非常に便利なサービスです。もちろん日本語対応ですし、使い方も、とっても簡単です。
例えばウィキペディアの日本について書かれたページを見てみましょう。見てもらうと分かると思いますが、本一冊分くらいありそうな文章量です。仮に「日本の国の名前の由来」「日本とアイヌの歴史」「日本の産業構造の歴史的変遷」について知りたかったとします。膨大な文章の中からこれらの情報を拾い出して、まとめようと思ったら、相当な時間がかかりそうですよね。
そこで、NotebookLMの登場です。NotebookLMに該当のウィキペディアのページアドレスを貼り付けて、上記の質問をすると、一瞬で質問に対して回答をしてくれます。以下は上記3つの質問に対するNotebookLMの回答です。
日本とアイヌの歴史
出典によると、日本とアイヌの関係は長い歴史があります。
- 古代には、アイヌの人々は蝦夷と呼ばれ、現在の北海道、千島列島、樺太南部を含む「蝦夷地」に広く居住していました。 和人との交流は弥生時代からありましたが、政治的には日本の支配下にありませんでした。
- 江戸時代になると、松前藩がアイヌを支配するようになり、北海道は和人の勢力圏に入りました。
- 明治時代の1869年に北海道は日本に正式に編入され、その後、和人による開拓が進み、アイヌの人々は急速に同化されていきました。
アイヌの人々は独自の言語や文化を持っていました。
- アイヌ語は日本語とは全く異なる言語ですが、現在では母語話者が10人以下と絶滅の危機に瀕しています。 アイヌ語を復興する取り組みが行われています。
- アイヌ文化も、和人文化の影響を受けながらも独自の伝統や風習を維持してきました。
現代の日本社会では、アイヌの人々に対する差別や偏見は依然として残っています。アイヌの人々の歴史や文化に対する理解を深め、共存していくことが重要です。
日本の国の名前の由来
日本の国号は、7世紀後半から8世紀初頭にかけて、「倭」から「日本」へと移り変わりました。 この変化は、当時の東アジアの政治状況と密接に関係しています。
- 「倭」という呼称: 古くから中国や朝鮮は日本を「倭」と呼んでいました。 中国の歴史書には「倭国」や「倭人」といった記述が見られ、日本側も外交文書では「倭国王」と記しています。
- 「日本」への移行: 7世紀後半、唐が東アジアで勢力を拡大し、周辺諸国に影響力を持つようになりました。 日本は唐との対等な外交関係を目指し、中国の法体系や社会制度を取り入れて律令国家体制を築き始めます。 この過程で、国号も「日本」へと変化したと考えられています。
- 702年に唐を訪れた遣唐使は、唐側が「大倭国」と呼んだのに対し、「日本国使」と主張しました。 これが「日本」という国号が公式に使われた最初の記録です。
- 国号変更の理由: いくつかの説が挙げられています。
- 『旧唐書』では、日本が「日の辺にあるゆえに日本と名乗るようになった」と記されています。
- また、「倭」という呼び方が「雅ではない」と考えた日本人が、国号を「日本」に改めたという説もあります。
- さらに、元々は小さな国であった「日本」が、「倭国」を併合してその国号を名乗るようになったという説も存在します。
いずれの説が正しいかは明らかではありませんが、「日本」という国号は、単なる名称の変更ではなく、中国を中心とした東アジア世界の中で、新たな国家としての独立と自立を表明するものでした。
日本の産業構造の歴史的変遷
日本の産業構造は、歴史的に見て大きな変化を遂げてきました。
- 古代・中世: 古代から中世にかけて、日本の産業は農業中心でした。 米作りが主要産業であり、農村部を中心に経済活動が行われていました。 日本は古くから中国大陸や朝鮮半島と関係が深く、交易を通して法制度、仏教、儒教、漢文などを輸入し、国家体制の構築に役立てていました。 また、唐や朝鮮だけでなく、シルクロードを経由してアジアの文化も流入していました。
- 江戸時代: 江戸時代には、鎖国政策の下で国内経済が発展し、商業や手工業が成長しました。 農業生産も向上し、一部地域では専門的な農産物や工芸品の生産が盛んになりました。 江戸時代には鎖国が行われていましたが、清との貿易や出島でのオランダとの交易を通じて、文化や情報の流入は途絶えることはありませんでした。
- 明治維新後: 明治維新後、日本は急速な工業化を進めました。 明治維新後、日本は西洋の資本主義を参考にして、銀行や株式取引所、会社などを設立し、工業化を進めていきました。 軽工業からスタートし、その後重工業へと発展していきました。 この時期には、製糸業や紡績業などの軽工業が中心でしたが、日清戦争、日露戦争を経て、鉄鋼業や造船業などの重工業も発展していきました。
- 第二次世界大戦後: 第二次世界大戦後、日本は高度経済成長期を迎え、重化学工業が中心となりました。 鉄鋼、自動車、家電などの産業が大きく成長し、日本は世界有数の経済大国へと発展しました。 2001年からは聖域なき構造改革が行われ、景気悪化は底を打ちましたが、非正規労働の規制緩和によって労働者の地位低下を招いたという批判もあります。
- 現代: 現代の日本は、情報技術やサービス業を中心とした産業構造へと変化しています。 製造業の国際競争が激化する中で、日本は高い技術力や品質力を生かした高付加価値製品の開発、製造、販売に力を入れています。 日本は島国であり、国内市場も比較的大きいため、産業界は国内での売上を基本とする傾向があり、様々な産業でガラパゴス化が起きています。 一方で、少子高齢化や人口減少、国際競争の激化など、多くの課題にも直面しています。
このように、日本の産業構造は、歴史とともに農業中心から工業中心、そして情報技術やサービス業を中心とした構造へと変化してきました。 そして現在も、時代の変化や国際情勢に合わせて、常に変化を続けています。
如何ですか?これって、物凄く作業効率がアップしそうですよね!
NotebookLMの主な特徴
- 多様なファイルに対応: Googleドキュメント、PDF、テキストファイル、Googleスライド、ウェブサイトのURLなど、幅広い種類のファイルを扱うことができます。
- 自然な対話: チャット形式で質問できるので、まるで人間と会話しているように情報を引き出すことができます。
- 深い理解: アップロードされた資料の内容を深く理解し、質問に対して的確な回答を生成します。
- 情報更新: URLやGoogleドライブを参照できるため、資料が更新されても、常に最新の情報に基づいた回答を得られます。
- 多機能: 目次作成、タイムライン作成、よくある質問の生成など、様々な機能が備わっています。
NotebookLMの活用例
- 資料の理解: 長文のレポートや論文を短時間で理解したい場合に役立ちます。
- 情報検索: 必要な情報がどこにあるかすぐに探し出したい場合に便利です。
- 知識の整理: 複数の資料から得られた情報を整理し、新たな知見を得たい場合に活用できます。
- 学習のサポート: 難しい概念や専門用語を理解したい学生や社会人にとって、学習の効率化に繋がります。
NotebookLMのメリット
- 時間短縮: 手動で資料を読み込む時間や、必要な情報を探す時間を大幅に削減できます。
- 効率化: 業務における情報収集や分析の効率化に貢献します。
- 生産性向上: 得られた情報を活用することで、より質の高いアウトプットを生み出すことができます。
今回はNotebookLMを紹介させていただきましたが、現在、用途に合わせた様々な生成AIが提供されてきています。NotebookLM一つとっても、人によっては、お仕事の効率が劇的にアップしそうですよね!
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