未だに仮想通貨って怪しげで危ないもの！と言っている人たち

アルゼンチンの大統領選で、中央銀行の廃止を公約にしていたハビエル・ミレイ氏が勝利しました。ミレイ氏はビットコイン推しでも有名な人なので、エルサルバドルのようにアルゼンチンもビットコインを法定通貨にするのではないかと期待する人たちがいますが、個人的にとりあえずそれは無いのではないかと思っています。中央銀行を廃止した場合は、おそらく米ドルを法定通貨にするんじゃないかと思います。そうなれば、アルゼンチンも中国重視から米国重視にシフトするのかもしれません。

現在、自国通貨が不安定な国ではビットコインを法定通貨にすることを検討する国が出てきています。また、巨大企業や世界的な銀行がこぞってブロックチェーンや仮想通貨に参入してきています。日本でも国がWeb3を後押ししていますし、現実世界のものをトークン化するRWAトークンの動きも出てきています。

RWA（現実資産）のトークン化が盛り上がってきてるらしい

ブロックチェーンは人類史に残る大発明で、今後私たちの生活を変えていく可能性が高いものだと私は思っています。しかし、未だに「仮想通貨って危ないんでしょ！？」とか「仮想通貨って詐欺なんだよね！」といったような事を言ってる人が多い事に驚かされます。

まあ、「仮想」っていう単語のイメージがあまりよくありません。もとはCrypto Currencyなので暗号通貨でいいんじゃないかと思いますが、日本では一般的には仮想通貨で通ってしまっています。例え単語一つでもそれに伴うイメージを連れて来てしまい、それが無意識に感情や判断に働きかけます。これって恐ろしい事に仮想通貨という単語だけでなく日常的に起こっている事なんですよね。

「仮想通貨って危ないんでしょ！？」とか「仮想通貨って詐欺なんだよね！」と言っている人たちと実際に話してみると、そもそもブロックチェーンも知らなければ、仮想通貨が何かも知らない事が多いです。例えば仮想通貨を使用した詐欺の話を聞いて、仮想通貨そのものが詐欺だと言っていたりします。これって土地を使った詐欺の話を聞いて、「土地って詐欺なんだよね！」と言っているのと同じ状態です。

こんなふうに人は、言葉や人から聞いた話について情報を精査し理解することなく、感情によって全く根拠のない事を言いはったり、行動したりする傾向があります。

shin MICの雑学講座では、様々な雑学を通して、情報を精査し、それを理解し、考え、判断する思考が訓練されることを意図しています。ですから雑学講座はクリティカルシンキングを学びたい方には、とてもお勧めの講座です。

興味のある方はお気軽にお問い合わせいただければと思います。