Bitcoinの展開が早すぎる!ーDead Cat Bounce
今週の月曜日の朝に、ビットコインのCMEチャートにアイランド・リバーサルが出現したので、このまま拡大型ウェッジ下辺まで続落する可能性が高いなんて書かせていただきましたが、そこから僅か半日で下辺に到達し、ややオーバーシュートして49000ドル近辺まで下落してしまいました。その後大きくリバウンドし、日足チャートでは長い下髭を出して下辺から反発した形となりました。こうなると、月曜日の朝に開けた4000ドル近い巨大な窓を埋めにいくことになるだろうと思っていましたが、まさか今週中に窓埋めしてしまうとは驚きです。今週は月曜日から金曜日の間に1万ドル以上の暴落と1万ドル以上の暴騰と、なんとも激しい動きになっています。
下は4時間足チャートですが、70000ドルからの下落の61.8%を戻しており、まさにデッド・キャット・バウンス(Dead Cat Bounce)という感じです。デッド・キャット・バウンスとはウォール街で使われる格言で、「死んだ猫」でも高いところから落とせば地面に当たって跳ね返るという意味から、急激な下落相場で、短期的に価格が大きく戻すことを指しています。ちょっと物騒な表現ですよね。
63000ドル手前まで暴騰したビットコインですが、ここからは一旦少し下落するのではないかと見ています。63000ドル近辺には日足の重要な移動平均線が集中しているので頭を抑えられやすいでしょうし、上にも書きましたようにフィボナッチ・リトレースメントの61.8%戻しです。また、63000ドル前後は、過去にもレジサポになっています。さらに、下のチャートのように、青丸の窓埋めが終わったと思ったら、なんと今朝の暴騰でまた窓が開いています。この窓は比較的、埋められやすいと思うので、一旦は57000から60000位の価格帯に下落するのではないかと想像しています。
展開が早かったのはありますが、拡大型ウェッジ下辺までの下落と62000ドル台までのリバウンドは、とても分かり易い展開でした。問題はここからどのような展開になるかです。
62000ドル台から少し調整下落して、比較的早く63000を上抜けていくようであれば、ウェッジ上辺を目指す展開となり、さらにはウェッジ上辺上抜け後の週足カップウィズハンドルの完成となり、大暴騰相場の期待が高まります。特に59000ドル台までの調整で再上昇を開始した場合は、特にその期待が高まるのではないかと思っています。
逆に注意が必要なのは、63000ドル近辺で頭を抑えられてヨコヨコの動きになった場合です。
暫くヨコヨコの動きをした後に下落し、ウェッジ下辺を割れて週足レベルの下降相場に移行する可能性を考慮する必要が出てくるからです。
展開が物凄く早いので、今週が終わるまで、今週のローソク足がどうなるか分かりませんが、現状は下のチャートのように長い下髭のとても強い陽線になっています。
今週のローソク足が現状の強い陽線で終わることが出来れば、来週以降、ウェッジ上辺トライへの期待が持てるのではないかと思っていますが、果たして、どうなりますか?!
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