ここ4年間ほど見たことが無かった勢いで円安が進んでいます。
原油高と円安で僕の住む地域ではレギュラーガソリンが160円を超えています。2日に1回は給油する僕としては、ちょっとキツイです。
先週のドル円は114円前半で取引が終わった。111円を超えてからは、いったん上昇が止まってもよさそうな所でも止まらず、ぐんぐんと一方的に上昇してきた印象だ。個人的にはそれでも115円近辺からは、いったんは少し落ちてくるのではないかと想像しているけれど、どうなりますか・・・。もっとも落ちてきても再度上昇し、年内に1ドル118円台の可能性もあるような気がするのだけれど。
下の図を見てもらうと分かると思うが、ドル円は2011年の75円台から2015年の125円台へと4年弱で約50円上がっている。チャートはN型を描くことが多いから、もしそうなら今後3~4年で1ドル150円くらいに到達することになる。
もちろん、これはチャート上だけの想像だから、実際のところどうなるかは分からないけれど、ひとたび潮目が変われば、十分にありえることだ。
円安になれば、輸出にとっては有利だから悪いことではない。でも輸入品の値段は上がるから相対的に我々の円資産は目減りしていく。円安も円高もそれが急速に進む場合、我々の生活に影響が出てくるから、とにかく急速な変化がよくないのだ。そして今、今後、円安が急速に進んでいきそうな気配がある。かつては、円安に振れると株高の傾向にあったが、現在、円安になると株安になる傾向に変わりつつある。つまり、依然と状況は変わってきているのだ。かつては円安はウェルカム!って感じだったけれど、今回の円安傾向は、個人的には、あまり、いい感じはしていない。
もし150円に向かって円安が進んでいくなら、日本はどうなるのか?輸出が復活して景気がよくなるのか?それとも、輸入品の値段だけ上がって給料は上がらず、さらに経済的に苦しくなるのか?そもそも、今後、急速に円安が進む可能性はどの程度あるのか?
もし急速に円安が進むのなら、今のうちにドル資産を持っておいた方がいいのか?ビットコインは今年5月に大暴落したけれど、今、また史上最高値更新を狙う位置にまで上昇してきているから、そんな仮想通貨も持っていた方がいいのか?
shin MICの勉強会では、そんなことも皆で考え、学ぶ機会を、持ってみたいと思っている。