NIVIDA Canvas | 近未来を想像する
米NVIDIAが発表したWindows10用アプリの「Canvas」が凄い!
上の動画を見てもらうと分かると通り、ベタ塗りの落書きがAIの処理によって、写真のような高精細な風景画像にリアルタイムで変換されていく。しかも出来上がったものはPhotoshopにレイヤーを保持したまま書き出せるようだから、様々な素材を作り放題って感じだ。もう、ヤバッ!って感じのレベルだ。AIもここまで来たか!とビビった。
しかも、今ならβ版を無料ダウンロードできるようなので、早速、ダウンロードして遊んでみようと思ったが、システム要件のGPUの欄に、GeForce RTX, NVIDIA RTX, Quadro RTX, TITAN RTXと記載があった。残念ながら僕のパソコンは、こんなグラフィックボードは積んでいない。こういうグラフィックボードを積んでるのってゲーム目的のお値段の高いパソコンだ。まさか「Canvas」で遊んでみるだけに、新たにお値段の高いパソコンを買うわけにもいかず、とりあえず断念した。笑
ベタ塗りの落書きから、これほど高精細な画像をAIが生成することに、現実と仮想世界との境界があやふやになりつつあることを感じてしまう。こういったソフトも、きっと風景だけでなく人物や食品などあらゆるものに広がっていくのだろう。そして、やがては出回ってる写真と思われる画像の半分以上がこうしてAIが作り出した画像なんて状態になるかもしれない。
5Gと6G
現在はまだ5Gが普及し始めたところだけど、5Gが普及すると、ありとあらゆるものがインターネットに接続されていくだろう。それによって収集されるデータはさらに膨大になり、AIの進化も、より加速すると考えられるから、さらにAIが社会で果たす役割が増え、仕事にも多くの影響が出てくるのではないかと思われる。そして、既に6Gの研究も始まっている。6Gも20年後といえば世の中に普及している可能性がある。6Gは桁違いの通信速度だから、SFに出てくるようなフォログラムや、視覚や聴覚だけでなく、触覚や匂いなども伝える技術も現実化する可能性だってある。そうなれば、我々は物理的な制約から解き放たれることになる。例えばオフィスに物理的に移動して出勤しなくても、仮想空間のオフィスにフォログラムで出勤すれば済むようになるかもしれない。もちろんAIは格段に進化するから、現在人が行っている仕事の多くをAIが受け持つようになるだろう。つまり生き方や働き方、そして我々の価値観も大きく変わる可能性がある。
ゲームもアニメのソードアート・オンラインに近いものが出てくるかもしれない。
つまり現実と仮想現実の境界が極めて曖昧になり、現実世界の自分と仮想現実世界の自分と、どちらが自分のアイデンティティーなのか分からないような状態が現実のものとなる可能性が考えられる。それが遠い未来のことではなく、ほんの20年後には、そんな世界に我々は生きている可能性がある。それほど変化スピードが速い時代に我々は生きているのだ。
ほんの10年、20年で、生き方や働き方、価値観が大きく変わってしまう時代に生きているわけだから、我々は現在の常識や考え方に捉われず、物事を深く考える意識や習慣を身に付ける必要があると思うのだ。
Let’s think!