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Archive: 2021年12月7日

風景写真撮影勉強会を開催しました!

本日は、雨の中、安曇野の風景写真撮影の勉強会を強行しました。
紅葉が終わり、雪が降るまでの間は、風景的には1年の中で最もしょぼくなる時期で、しかも雨というバッド条件の中での開催となりました。しかしバッド条件であるが故に風景写真を撮る際の視点がより問われることになり、勉強会としては、逆に好条件だったのではないかと思います。

同じ場所に同じ時に行っても、人によって視点が異なる為、撮るものも、撮り方も変わってきます。
視点は好奇心と観察眼、そして感じ方によって変わってきますので、行く場所、行く場所で、その辺りを解説しながら写真を撮っていただきました。

今日は2人、わざわざ東京からご参加いただきましたので、安曇野観光ガイドもかねて、あちこち3時間ほど、まわらせていただきました。途中、日本最大の苔であるコウヤノマンネングサの群生にも遭遇でき、僕自身もけっこう楽しめました。

参加された方には満足のいく写真を撮っていただけたようで、僕も嬉しく思います。

不定期で安曇野の風景写真撮影の勉強会を開催しますので、みなさんも、お気軽にお問い合わせ、ご参加いただければと思います。

下の写真は、視点説明のために本日、現場で撮ったものです。

 

 

 

CSSコンテナ単位

CSS コンテナクエリユニット|Webページの進化

Web制作の経験のある人でもなければ、いきなりCSSだのコンテナクエリだの言われても、なんのこっちゃって話だと思うので、まずは、普段、何気なく見ているWebページの仕組みをざっくりと書いて、その上で、コンテナクエリとコンテナ単位について書いてみたい。

Web制作の知識のある方は、こちらのページを読んでみて欲しい。
まだコンテナクエリとコンテナ単位は一般的には使えないようだが、使えるようになればWebページが少し進化するんじゃないかと思う。ちなみにおおもとの記事はCSS Container Query Unitsだ。

 

同じページがPC・タブレット・スマホで違った見た目になる仕組み

普段、何気なく見ているWebページだけれど、同じページがPC・タブレット・スマホでレイアウト等、違った見た目になっていることにお気づきだろうか?

ディスプレイ

Webページには要素と呼んでいる枠があり、大きな枠の中に小さな枠が入っており、その中に、また小さな枠が入っているといった入れ子の構造になっている。

上の図の左と右はディスプレイ幅の違いだと思って欲しい。
左の幅広のディスプレイは、A、B、Cという3つの枠が横並びに並ぶレイアウトになっている。こういったWebページのレイアウトや見た目は、現在のWebページではCSSというもので指定されている。

それが、右の幅の狭いディスプレイになると、A、B、Cの3つの枠が縦並びになる。これはCSSのメディアクエリというもので、ディスプレイの幅がある幅より小さくなったら、A、B、Cの横並びが解除されるように指定されているためだ。

現在見られる多くのWebページがこのメディアクエリによって、PC、タブレット、スマホで違ったレイアウトになるように指定され、作られている。

 

コンテナクエリ

上の図のA、B、Cの枠の中には、実際にはさらに枠が入れ子になっていて、タイトルや画像、文章などが入っている。今回、新たに出てきたコンテナクエリは、メディアクエリがディスプレイなどの全体幅の違いで見た目を指定していたのに対して、A、B、Cの枠の幅の違いによって、その中身の見た目を指定できるものだ。

上の図の左と右では、右の方が全体幅が狭くなるのに、中身のA、B、Cの3つの枠は、逆に幅が広くなっている。このような場合、それぞれの枠の中身が幅広ディスプレイの時と同じレイアウトだと、時として残念な見た目になることがある。コンテナクエリはそれぞれの枠幅に対して見た目を指定できるから、そういった事が解消されるわけだ。

WEB制作をやったことがある人は経験があるんじゃないかと思うけれど、サイドバーがスマホ画面ではメイン部分の下に落ちてくる。この場合、時として、残念な見た目になることがある。まあ、それもメディアクエリで細かく指定してやれば、直せるけれど、けっこう、めんどくさかったりする。それがコンテナクエリを使えば、楽にできるってことなんじゃないかと思う。

 

コンテナ単位

CSSでは幾つかの単位を使用している。分かりやすいものであれば、px(ピクセル)だ。例えば余白を50pxと指定すれば、50px分の余白ができる。1pxは画面上の1ドットだと、とりあえず考えて欲しい。つまり環境によって変化しない絶対的な単位だ。それに対して、例えば%は同じ50%でも、元になるものによって長さが変わる。こういった可変の単位がCSSでは幾つか使われている。emとかvhなんか、重宝してよく使われているいるんじゃないかと思う。

今回、新たに出てきたコンテナ単位は、それぞれの枠幅で可変的に変わる単位だ。時として、枠の中の余白やタイトルの文字の大きさなど、枠幅によって変えたい場合がある。これを従来のメディアクエリでやるすれば、PC、タブレット、スマホそれぞれで指定する必要があるけれど、コンテナ単位を使用すれば、枠幅に対して可変的だから、一発の指定で済むことになる。これは、かなり便利だと思う。

コンテナ単位には、枠幅に対して可変的なqwと枠の高さに対して可変的なqhの2つがある。

 

Webページの進化

思えばWebページも、メモ帳にhtmlを一生懸命書き込んでいた頃から、随分と進化したものだと思う。htmlのベタ打ちから、ホームページ作成ソフトを使うようになり、その頃はテーブル枠を使ってレイアウトを作っていたっけか。それが今では、ホームページ制作でhtmlなんかほとんど触らなくなってしまった。もっぱら触るのはCSSだ。

そして、そのCSSもどんどん進化している。かつては動きをつけたり、画像の見た目を変えたりなんてのはjavascriptの専売特許みたいなもんだったけど、今では、その多くが表面的にはCSSで済んでしまう。そして、メディアクエリの登場によって可変的なレイアウトのWebページへとシフトしてきた。

今回出てきた、コンテナクエリとコンテナ単位が一般的に使えるようになれば、さらなる進化になるような気がする。少なくともWebページの制作者にとっては、大きな変化になるだろう。

shin MICではWordPress初心者の勉強会を開いている。
今はまだCSSには触れずに、WordPressのテンプレートの機能だけを使ったサイト制作をやっているけれど、いずれはCSSにも踏み込んでいけたらと考えている。

 

GoToトラベル

GoToトラベル 報道されない小さな宿側の事情

GoToトラベルの再開の時期が検討されている。

個人的には、需要を作り出すために政府がお金を使う必要性を感じているから、GoToトラベルそのものについては賛成だ。「再開時期を検討する」とあるように、時期とやり方については、色々と考えなければならないだろう。

前回のGoToトラベルでは、利用者側視点の報道というか、煽りというかがほとんどで、宿側視点の報道はあまり見かけなかった。ネット上で、高級旅館や高級ホテルばかりが得をするシステムになってしまっているという話を読んだくらいだ。

 

実は僕は前回のGoToトラベルの時に、個人経営の旅館に呼ばれて、何回かGoToトラベルの還付申請のお手伝いをさせてもらった。宿側は宿泊者一人一人、誰がいつ泊まり、どのくらいの割引が適用され、何番のクーポンを渡したかなどの記録をGoToトラベル用のフォームにまとめて申請しなければならない。これは、それなりの作業量だと感じた。もともと経理部があるような、ある程度の規模がある旅館やホテルなら、それほど問題はないだろうけれど、個人経営の旅館やペンションでは、オーナー自らが全ての作業をこなさなければならず、通常業務+GoToトラベル業務は、かなりの負担になっている印象を受けた。

 

次に還付申請のシステムだけれど、これが、また、コロコロと変わる。
EXCELファイルのフォームにまとめてアップロードだったものが、Web上のシステムに入力するように変わったりと、その度に宿側は混乱する。個人経営の旅館やペンションのオーナーは比較的、高齢の方が多く、パソコン関係に疎い人が多かったりする。それでも、お金に関わることだから、システムのマニュアルのPDFファイルを印刷して、一生懸命にラインを引いて、その度、読むことになる。マニュアルの量もそれなりだから、苦手なものをこれだけ読むってだけでも大変な作業だったろうと、ラインの引きまくられたマニュアルを見て感じた。

 

さらにシステム障害や、ダウンロードしたEXCELファイルにミスがあったりして、お手伝いしている僕が腹が立ってくるくらいだった。例えば、うまく入力できない項目があると思ったら、そこだけEXCELのセルの連結がされていないとか、ちょっとしたことだけれど、高齢のパソコンに疎いオーナーさんだと、こういったところで、つまづいてお手上げ状態になり、作業がストップしてしまう。そして作業が遅れて、申請が遅れれば、それだけ還付は先延ばしになり、その間、宿側がお金を負担するわけだから、お金を回すのが大変になってくるわけだ。

 

こういったオーナーさん達だと、「書類をPDF形式でアップロード」と書かれていても、そもそもPDFが分からないから、その時点で、???状態になり、調べたり、人に聞いたりして時間を費やしていく。紙媒体の書類であれば、スキャンすればいいだけだろ!と皆さんは思うかもしれないが、紙媒体のものをアップロードしろと言われた時点で、どうしていいか分からなくなるのだ。分からないというのは、そういうことなのだ。

 

分からないことだらけで、つまづき、調べたり、人に聞いたりしながら作業するから、分かっている人が10分で出来る事に、2時間も3時間もかかるような事になってしまう。しかも、もともとのGoToトラベル関係の作業量はそれなりだ。そして提供されているシステムは障害は起こすは、申請のやり方がコロコロと変わるはで、個人経営の宿のオーナーさんにとっては、かなりの負担になっていたのではないかと思う。

 

おそらく、宿泊業で一番苦しいのは、こういった個人経営の旅館やペンションなのではないかと思うが、上に書いたような理由から、還付申請やGoToトラベルへ参加することを諦めてしまっているところも、けっこう、多いんじゃないかと僕は思ったりする。そういう意味では、GoToトラベルも、一番それを必要としているところには届いていないものなのかもしれない。

 

再開する際には、システムを使いやすく固めた上で、こういった小さな個人経営の旅館やペンションの現状をよく把握し、そういったところにも配慮したやり方で実施してもらえると素晴らしいのだけれど・・・。

 

個人的には、還付申請のシステムはそれを事務処理する側の意識が強く反映されたもので、本当に苦しい小さな個人経営の旅館やペンションを見ていないもののように感じられた。しかし、世間一般にも現場をほとんど知らない人間が意思決定を行い、現場が振り回されるなんてことはよくあることだ。なぜ、組織では、そういったことが起こるのかなんてテーマも、そのうちshin MICの勉強会で取り上げたいと思っている。

 

 

 

xperiaで通天閣の夜景写真

「Xperia 5 III」と「iPhone 13」|スマホ写真が楽しい!

ソニー製のAndroidスマートフォン「Xperia 5 III(エクスペリア・ファイブ・マークスリー)」が11月中旬以降に販売されるらしい。

スマホは次々と新しい機種が投入されていて、正直、Xperiaだけでも、素人にはなんだか分からなくなってくる。笑

「Xperia 5 III」は、現在のXperiaの最上位機種である「Xperia 1 III(エクスペリア・ワン・マークスリー)」を手のひらサイズにした「Xperia 5 II」の後継モデルだ。ちょっと調べた感じだとプロセッサが最新のものになった以外は、「Xperia 5 II」と、それほど大きな違いはないような気がする。こだわる人は別にして、普通に使う分には、それほど大きな違いはないんじゃないかと個人的には思ったりする。

現在、僕が使っているスマートフォンは、昨年の秋に「最新機種ですよ!」とお店で勧められて購入した「Xperia 1 II(エクスペリア・ワン・マークツー)」だ。6年ぶりにスマホを買い替えた僕としては、特にそのカメラの性能は衝撃的だった。「望遠」「標準」「超広角」の3つのレンズを備えていて、遠くのものを拡大して撮っても綺麗に取れてしまう。それまでスマホのカメラで諦めていた光学ズームが効くというのは、衝撃的だった。そしてもう一つ衝撃的だったのが、上の通天閣の写真もそうなんだけど夜景が普通に綺麗に撮れる事だ。特になんの設定もすることなく、シャッターを押せば、下の写真のような感じで撮れてしまう。ちなみに、下の写真は松本市の縄手通り近くの女鳥羽川の橋の上からの風景だ。都会と違ってかなり暗いけれど、普通に撮ることができる。

 

松本市の女鳥羽川の夜景

 

「Xperia 1 III」は僕が使っている「Xperia 1 II」を全体的に性能アップしている。それを手のひらサイズにしたのが「Xperia 5 II」であり、さらにその後継が、今度、発売される「Xperia 5 III」だから、カメラも含め、性能的にはかなり期待できるんじゃないかと思う。

「Xperia 1 II」からは、標準のカメラアプリとは別にPhotography Proというソニー製のカメラアプリが入っている。ソニー製カメラの「αシリーズ」や「RXシリーズ」を意識したもので、本格的なカメラ設定が行える。Xperiaのカメラの真価を発揮するためには、これを使いこなす必要があるかもしれないが、カメラ知識の無い僕は標準のカメラアプリ専門だ。(笑) 逆にカメラ知識のある人にとっては、とても楽しいんじゃないかと思う。そういう意味では玄人好みと言えるかもしれない。

 

Photography Pro

 

これに対して同僚が今、狙っているのが話題の「iPhone 13」だ。
少し調べた感じだと「iPhone 13」のカメラも素晴らしい。ていうか、カメラ機能は「Xperia 5 III」よりも若干、上なんじゃないかという気がする。カメラの知識がなくても、全部自動で調整してくれるから、僕のようなカメラ素人には優しい作りだ。僕個人はスマホはAndroidで慣れちゃったので、iPhoneの選択肢はないのだけれど。

「Xperia 5 III」にしても「iPhone 13」にしても、お値段は少しはるけど、これからスマートフォンを買い替える人にとっては、写真を撮るのが楽しくなるスマホだ。

現在では、仕事でもプライベートでもスマホで写真を撮る機会が多い。
そして、その写真は技術よにってカメラ知識の無い素人でも、綺麗に撮れるようになってきている。あとは、何をどうやって撮るかだ。SNSにアップする写真など、人に見せるための写真を撮る時は、特に何を見る人に感じてもらいたいのかをはっきりさせて、それを出来るだけ表現できるように撮ることが大切だ。

shin MICでは、今後、SNSも絡めたスマホ写真の勉強会なんかも野や街に繰り出してやってみたいと考えている。

興味のある方には是非、声をおかけください。(^^)

 

 

 

 

諏訪五蔵|酒蔵めぐり

英文記事作成の為の取材で、諏訪五蔵と言われる酒蔵をまわってきました。
そもそも僕がほとんどお酒を飲まないので、知らないことが多くいろいろと勉強になりました。
上諏訪駅の少し南の国道20号沿いの700メートルほどの間に5件もの酒蔵があります。こんなに酒蔵が密集しているところは、あまりないんじゃないかと思います。それぞれの酒蔵で伺った話によると、やはり、この諏訪という土地の冬の寒さと水が醸造に向いていたためではないかということでした。

それぞれの酒蔵は、それぞれのやり方で商品を生産していますが、諏訪五蔵ということで、盛り上げていこうという雰囲気を、それぞれの酒蔵で感じる事ができて、なんか好感がもてました。

コロナ禍のために、五蔵を試飲してまわる酒蔵巡りは、現在、停止状態という事で、早く酒蔵巡りが復活できるまで、世の中が正常化することを祈るばかりです。

本日の酒蔵巡りについて「日本酒の蔵元」っていうタイトルでラジオでも話していますので、よろしければお聞きください。
https://u8kv3.app.goo.gl/ktpg7

真澄(ますみ)

お酒のことをほとんど知らない僕でも知っている信州では有名なお酒です。亡くなった父がよく吞んでいたのを憶えています。優良酵母として知られる七号酵母発祥の酒蔵で、研究所も設けていて、呑んで酔っても次の日には残らない、そんな品質のお酒に仕上がってるとのことでした。海外へ輸出も行っているそうです。

横笛(よこぶえ)

五蔵の中では季節ごとのお酒を出しているのが特徴みたいです。また、こちらのお酒は長野県外のお店では取扱いがないというでした。

本金(ほんきん)

こちらのお酒も長野県外のお店では、ほとんど取扱いがないというでした。

麗人(れいじん)

五蔵の中では唯一、日本酒以外にビールの製造も行っています。時々、目にする「諏訪ビール」ってのが、ここで造られていたものだと初めて知りました。

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舞姫(まいひめ)

大正天皇にお酒を献上した時に、当時皇太子だった昭和天皇が一緒に献上された舞とあわせて献上されたお酒を、大変気に入られたことから、「舞姫」という名前になったらしいという名前の由来をとても興味深く聞かせてもらいました。こちらでは長野県産以外のお米も使用されているとのことでした。

五蔵周辺の路地を入ると、雰囲気のある神社やお寺があったりして、この辺りを散策してみると楽しいです。
今まで、諏訪には何回も行ったことがあるのに、こういった路地に足を踏み入れたことがなかったので、個人的には新たな諏訪を発見したような気分でした。帰り際には諏訪湖の素晴らしい夕景も見られ満足でした。諏訪、なかなか雰囲気があってグッドです。機会があれば是非、訪ねてみてください。

諏訪湖の夕景

こういった小さな発見や感動は、誰にでも日常的によくあることだと思います。
この小さな発見や感動を大切にして、そこから探求を行うと、時として自分の世界が大きく広がることがあります。
今回のブログはいつもと趣向を変えて書いてみました。(^^;

 

日本は確実に貧しくなっている!|悪い円安が進行中

最近ガソリンの値段が上がっている。
車をメインの移動手段にしている僕としてはなかなかキツイ状況だ。
原油先物の値が上昇傾向で、かつ、為替が円安傾向だから、暫くはガソリンの高騰は続くのかもしれない。
まいったな~。

まあ、円安傾向と言ってもドル円レートは金曜日の終値で111円くらいだから、レートだけを見れば、それほど円安という感覚はない。しかし日本はずっとデフレで世界の経済成長から取り残され、物価も給与も上がってない状況だ。仮に30年前も今も1ドル100円だったと仮定して、他の国では経済成長によるインフレにより30年前100円だったものが、現在では200円になっているとすれば、輸入する際に、30年前は100円で済んだものが、現在では200円出さなければ輸入できないことになる。つまり為替レートが変わっていなくても、円の価値は半分になってしまったということだ。

この例で書いたような悪い円安が現在進行中だ。
デフレが長期間続き経済成長しないということは、こういうことなのだ。
日本は確実に貧しくなっている。

ネットのどこかで30年前の状況を見たが、それによると、

社会保険料の負担が今の半分
消費税なし
物価が今の約9割
ボーナスからは社会保険料の控除なし
初任給は今と変わらず
平均給与は40万円高かった

ということらしい。
いかに国民の経済状況がきつくなったかが分かるし、これでは若者も未来に希望を持ちにくい状況と言えるだろう。

そこで、長い事、デフレ解消が叫ばれ、政府や日銀などもインフレ目標を掲げたりしている。
インフレとはモノやサービスの値が上がっていくことだから、逆に言えばお金の価値が下がっていくことだ。モノやサービスに対してお金の量が増えれば相対的にお金の価値が下がるから、お金の量が増えるとインフレになるなんてのを、中学時代の公民で習った記憶がある。

ということで、2回目の安倍政権以降、日銀は異次元緩和の名のもとに、膨大なお金を刷って、お金を増やしてきたが、いっこうにインフレにならない。その膨大なお金は結局は日銀に積みあがってしまい、民間に出回らないからだろう。なぜ民間に出回らないかと言えば、民間に需要がないからだ。

今、必要なのはお金の量を増やすことではなく、民間の需要を作り出していくことだ。
その為には、公共投資などの財政出動が極めて有効だと思うのだけれど、なぜか、国は長年、真逆の緊縮財政路線をとっている。
ちなみに今の日本の緊縮財政については三橋貴明さんが「財務省が日本を滅ぼす」などで論破している。データというエビデンスを持って主張されているので、素人の僕が感じている事にも一定の正しさはあるということだろう。

財政赤字であったり、少子高齢化であったり、そういった言葉と共に我々は緊縮財政や消費税を受け入れてきている。
もちろん経済政策に絶対的な正解なんてない。それでも、緊縮財政や消費税導入、消費税アップは現状を悪化させるだけのものにしか僕には思えない。少なくとも、数十年に渡り、そういった政策を取り続けて、状況が好転するどころか悪化を辿っているから、少なくとも間違いであることは確かだと思う。

政府や大手マスコミの言うことを、我々は鵜呑みにしやすい傾向がある。特に経済政策とか、ちょっと、とっつきにくい内容になれば、考えるのもめんどくさいから、余計にそうなってしまう。その結果、唯唯諾諾と従ってしまうことになる。

そういう意味でも、クリティカルシンキングは大切だ。クリティカルシンキングは、なんでもかんでも反対したり批判することではない。情報に対して一人一人が鵜呑みにすることなく、自分で調べ、考える姿勢を作っていくことが大切だと思っている。それは場合によっては自分たちの生活を守ることにまで繋がっていくものだと思うから。

shin MICではクリティカルシンキングを大切にした勉強会を開いています。

 

 

 

 

 

論理力

EXCELの便利機能フラッシュフィルと関数

エクセルを業務等で使用している人だと、下の図のように、氏名を姓と名に分けなければいけないなんて場面に出くわしたことがある人は、けっこう、多いのではないだろうか。下の図のように人数が10人程度であれば、直接入力していっても問題はないけれど、これが数百人とかになれば、直接入力するのは、かなりしんどくなってくる。

エクセル氏名

このような場合、最近のエクセルは大したもので、フラッシュフィルなどという、超便利な機能が搭載されている。

下の図のように、姓のところを二人ほど直接入力して、図だとB4セルをアクティブにし、メニューのデータにあるフラッシュフィルというボタンを押すだけで、一瞬で、以下の姓の部分だけを取り出してくれる。名も上二つを直接入力し、その下のC4セルをアクティブにして、フラッシュフィルというボタンを押すだけだ。

フラッシュフィル

フラッシュフィルを使えば、こんなふうに簡単に氏名を姓と名に分けることができるわけだけど、フラッシュフィルはもちろん万能ではない。上の図の例では姓と名の間にスペースが入るという規則性があるから、フラッシュフィルが使えるが、もしスペースが無ければ、まともに機能しない。例えば「長野県松本市清水1丁目11-18」というような住所から都道府県と市区町村、それ以下の住所に分割しなければならないケースなどでは、それぞれの間にスペースが無いからフラッシュフィルはうまく機能してくれない。このような場合は、どうしてもエクセルの関数を使って処理をするしかなくなってくる。

そこで、姓と名に分ける作業をフラッシュフィルを使わずに関数を使って分ける事を考えてみる。

エクセルの関数処理1

上の図のB2セルには図のように

=LEFT(A2,FIND(“ ”,A2)-1)

という関数が入っている。関数の意味は氏名が入力されているA2セルのスペースまでの文字数から、スペース分の1を引いた数だけ左から文字を取り出せと言う意味だ。

次に名の部分を見てみよう。

エクセル関数処理

C2セルには上図のように

=RIGHT(A2,(LEN(A2)-LEN(B2)-1))

という関数が入っている。関数の意味は氏名が入っているA2セルの文字数からB2セルの文字数を引き、そこからさらにスペース分の1を引いた数だけ右から文字を取り出せという意味だ。

どうだろうか?

エクセルに慣れていない人ならば、便利機能のフラッシュフィルに比べたら、恐ろしく、ややこしく感じたのではないだろうか。
もちろん、今回の例のような場合であれば、関数など使わずにフラッシュフィルを使用すればいい。その方がおそらく処理も早いだろうし、簡単だから、それで、なんの問題もない。

でも、住所から都道府県や市区町村を抜く場合は関数を使って処理するしかないだろう。

エクセルを普段使わない人からすると「関数」という単語だけで拒絶反応を起こす人もいるかもしれない。でも、エクセルの関数の書き方は難しいものではないし、もっと言えば関数なんか覚えなくても、その時々で検索すれば用は足りる。

関数を使って姓を取り出す場面では、姓と名の間にスペースが有ることに注目し、左からスペースまでの文字数を数えられれば、そこからスペース分の1を引いた数だけ左から取り出すというロジックを考えられる事が大切な点だ。このロジックが組めれば、後は、スペースまでの文字数を取得するための関数や、左から指定した数だけ文字数を取り出す関数を検索して探せばいいだけだ。

もちろん、普段、業務でエクセルを使う人なら、よく使う関数は覚えていた方が効率がいいから、その必要性は出てくるだろう。

しかし、SHIN MICの勉強会でエクセルを扱う場合は、エクセルそのものの使い方よりも、自分でロジックを考える論理的な思考を何よりも重要視している。その上で、そのロジックをエクセルの関数でどう実現するのかを考えてもらう事を大切にしている。

論理力を鍛えたい方には、SHIN MICのエクセル勉強会はおすすめかもしれない。

 

 

ボリバル紙幣

ベネズエラのデノミ | バランスを考える思考の大切さ

YAHOOニュースに、ベネズエラが通貨ボリバルを100万分の1に切り下げるデノミを10月1日に実施すると発表したという記事が出ていた。

下は2019年4月のIDE-JETROの記事の抜粋だが、大変なことになっていることが分かる。

 

169万パーセントのインフレ、5年連続マイナス経済成長、3年間で総人口の1割(300万人)以上の国民が国を脱出、5日におよぶ全国停電。これらが起きているのは戦下の国ではない、南米ベネズエラだ。さらに今年1月以降は2人の大統領が並び立つという異常な事態にある。

 

ベネズエラのハイパーインフレの直接原因はもちろん、財政赤字の拡大と、それを補うために行われた中央銀行による貨幣の増発にある。しかし、そういう状況に追い込んだのは反米左派政権の経済政策の失敗だろう。ベネズエラ政府はアメリカによる経済制裁や石油価格の下落など外的要因を経済破綻の原因としているようだが、明らかに国家による価格や為替レートの非現実的な固定や、企業や農地の接収と、それに伴う人事によるものだと思われる。

ベネズエラのハイパーインフレの状況をニュースで読むにつけ、思い出されるのがジンバブエのハイパーインフレだ。ジンバブエでも白人農場の接収や価格統制などの経済政策が行われていた。

いずれの国も国家が経済に介入し、とても極端な経済政策をとっている事や、敵対勢力に属していたと考えられる人を徹底して排除し、それにより様々なノウハウが失われ、実体経済が疲弊していく様は、似ているような気がする。

 

バランスを考える思考の大切さ

ベネズエラにしてもジンバブエにしても、その経済政策は、そんな極端なことをやったらダメだろ!と、素人の僕でも思うものだ。でも、それを実際に国家が行っていたわけだ。もちろん、そこには独裁制に至ってしまう過程の問題や、独裁者自身の問題、統治システムの問題など、様々な問題があると思われる。しかし、もっと根底には、何かを否定した時に、徹底してそれを否定するという極端な思考に走りやすいという特性が我々に有ることでないかと思われる。

日本でも、民主党政権時代に無駄を無くすという名目の元、公共投資や公務員の削減方向に動き出し、それは現在にまで引き継がれている。当時、霞が関に勤めている人は何か悪いことでもしているかのような空気まで醸成されていた記憶がある。これにより公務員数は現在、全盛期の半数近くになっているようだ。これは行政サービスの遅滞を引き起こし、さらには行政関係の様々なノウハウが失われてしまう可能性があると思われる。

このような何かを否定した時に、それに付随するあらゆるものを否定して極端な方向に走ってしまう習性は、何も国家に限ったことではなく、日常的にも起こりうる。多くの人は「世の中に絶対的な正しさも、絶対的な間違いもない」ということに同意するだろう。しかし、何かを否定すると、そこに存在していた良いものも否定してしまう傾向が強いのだ。

何かを否定した時に、その否定したものの中にある正しさを考える事は、ある意味めんどくさい。しかし、それを考えバランスを取ることが、最善に近づく一つの道だと僕は思う。身の周りで、何かを否定した時に、そこに極端に思考がはしっていないかを考えてみて欲しい。また、否定したことの中にも、ある程度の正しさがないかを考えてみて欲しい。これが多面的にものを捉え、考える事であり、shin MICで大切にしているクリティカルシンキングにも繋がるものだ。

何かを否定して、その方向に極端にはしってしまうとロクなことが無いのは失敗した国家運営からも感じられることだから、日常的な場面でも何かを否定した時に、極端な否定に思考がはしらないように、ちょっと、踏みとどまって意識してみて欲しい。

もちろん、shin MICの思考と探求では、極端にはしる思考傾向につていもディスカッションを行っていく予定だ。

 

 

 

 

自分の能力の発見

Windows 98 – Virtual x86 | 自分の能力を発見する事

Windows 98 – Virtual x86 というブラウザ上で懐かしのWindows98を操作できるサイトがあったので触ってみた。

少し触ってみた感じ、一つ一つの動作のロード時間が長いものの、インターネット関係以外はたいてい動く感じだ。

 

windows98 スクリーンセイバー設定画面

 

当時、よくお店のパソコンコーナーに並ぶパソコンで、なぜか意味もなく設定したスクリーンセーバーの設定画面もちゃんと出てくるし、ファイルの保存もできるし、アクセサリに入っていたゲームも懐かしの画面で使える。とにかく、画面が懐かしすぎる。

 

Windows98の個人的な思い出

僕がパソコンを触り始めたのがこのWindows98からだ。
それまで、たまにワープロを使う事もあったけれど、僕はボタンが並んでいるものが苦手で、ワープロ作業も苦痛以外の何物でもなく、どうしても必要に駆られる時に、黄金の一本指打法で打つ程度だった。好きじゃないから、当時、たまたま新品でゲットした書院も人にあげてしまった記憶がある。だからパソコンなんてのは、僕が触るべきものではないくらいに思っていたし、Windows95が発売されて、世間一般にパソコンが普及し始めた時も僕はなんの関心も持つことはなかった。

そんな僕がWindows98から一気にパソコンにはまった。もちろん、それにはキッカケがある。
それは、同じ社内の人がMicrosoft Wordを使っているのを横目で見た時のことだ。文書中に写真を入れて印刷しているのを見て、僕は衝撃を受けた。それまで文書中に写真を入れて印刷するなんてのは印刷専門のお店でなければ出来ないものだと思っていたから、それを個人でも簡単に出来てしまうということに驚き、パソコンってそんな事ができるんだ!と衝撃を受けたのだ。今現在の感覚から言えば笑えてしまうようなことだけど、当時の僕は「スゲー!」と大いに感動したのだ。

感動した僕はWordを皮切りに、にExcel、PowerPoint、Accessと、Microsoft Officeのメインどころを全て触り倒した。とにかく「スゲー!」の連続で楽しかったことを憶えている。Officeがひと段落したところで、次はホームページ関係を触り始め、その流れでPhotoshopやFlashなんかにも手をつけた。そして気づけば、「パソコンの詳しい人」ってやつになっており、フリーランスとして、ホームページ作成や企業でのパソコン研修、パソコン関係のトラブル処理なんかで15年ほど、ご飯を食べることになっていたのだ。

 

自分の能力を発見する事

僕の場合、上に書いたようにパソコンは苦手なものから得意なものに変わったわけだ。パソコン以外にも、もともと、全く向いてないと思っていた営業系も割といけるほうだったとか、才能なんてカケラも無いと思っていた写真撮影も、案外、そこそこは出来ると分かったとか、過去、そんな自分自身の能力の発見が僕にはいくつもある。

僕は基本的に不器用で、何事においても極めて飲み込みが悪い。これは自分自身のことだからよく分かる。だけど、集団に属すると、そこでは「何でもできる人」という器用な人の位置づけになってしまう。これは、自分の能力を発見し続けて、少しずつ出来る事が増えてきた結果だと思う。

人と会って話をしてみると、大抵の人は僕よりも器用だし、飲み込みも早いと感じる。にも拘わらず出来る事が限定されているケースが多い。これは根本的な能力が高いにもかかわらず、自分自身の能力を発見していないからだと僕は思う。というよりも、感情と思考によって、自分自身の能力を発見しようとしていないと僕には感じられるのだ。

思考と探求の授業では、自分自身の能力を発見するための感情と思考についても、ディスカッションを行っていきたいと考えている。

 

 

コミュニケーション能力

コミュ力を考える | 僕はコミュ障かも

先日、shin MICの授業後の雑談の中で

「自分はコミュニケーション能力が低いんですよね~。逆にプレゼンとかは得意だから、周囲からはそうは思われないんですけど・・・」

なんて話が出てきた。
この話を聞いた時、すぐに「あっ、この方、僕と同じだ!」とピンときたので、「具体的な目的があって、それについて話す場合は、よく話せるけど、例えば合コンみたいな場だと、途端に話せなくなっちゃうような感じじゃないですか?」と、ふってみると「そうなんです!」と大いに共感してもらえた。

この感覚は僕はとてもよく分かる。逆に僕と同じ感覚を抱いている人がいるんだ!と驚いた。

 

考えてみれば、この感覚を僕は中学時代から引きずっている。大学時代、僕は体育会に所属していた。そこでは定期的に女の子に片っ端から声をかけて、先輩方の合コンをセッティングするという今では考えられないような下級生のお仕事があった。この場合、合コンをセッティングするという目的が与えられているので、見ず知らずの女の子に声をかけて僕はいくらでも話すことができた。ていうか、割と得意だった。
ところが、自分が合コンに参加すると途端に話せなくなる。僕も話の輪に加わって楽しく盛り上がりたいのに、それが出来ないのだ。話せないから、皆が盛り上がる中で、おとなしく黙っているしかない。最悪、気を使われて女の子の方から話を振ってもらっても、表面的な無味乾燥な受け答えしかできないから楽しくない。なかなかのフラストレーションだ。

 

この感覚は、今でも続いている。仕事関係でのプレゼンとか営業トークは割と得意だ。広報活動などで、初めて会う人と話す場合も仲良く話すことができるし、そんな中から深い人間関係を築けることもある。傍から見れば、コミュ力は高い方に見えるだろう。ところが、プレゼンで饒舌に喋った僕が懇親会となると、途端に全く喋れなくなってしまう。相手から話しかけられても、とってつけたような会話になってしまう。けっして話したくないとか、懇親会がくだらないとか思っているわけではない。僕も皆のように仲良く和気あいあいと話したいのに、それが出来ないのだ。
どこそこのお店でパーティーがあるから行こう!と誘われて行っても、そこでの会話の輪に僕は入っていくことができない。もちろん行けば多少の会話はするけれど、少なくとも自分の中では、とってつけたような会話になってしまい、内心苦痛だ。だから基本的には押し黙ったまま、楽しそうに話す人たちを羨ましく眺めることになってしまう。

 

僕の場合、仕事や普段の生活をしていく上でのコミュニケーションに大きな支障を感じる事はないから、一般的にはコミュ障ではないだろう。でも、上に書いたような感覚があるから、人生の楽しみの一部を奪われているような感じで、自分ではコミュ障の一種だと思っている。

 

コミュ力を考える

コミュニケーション能力は仕事からプライベートまで、自分の人生の全てにおいて、大きな影響を及ぼすものであることは、多くの人が知るところだ。深刻に自分のコミュニケーション能力に悩んでいる人もいるだろう。個人的には昔から、これほど人生に大きな影響を与えるコミュニケーション能力、しいては人間関係を学ぶための授業が、なぜ、学校に用意されていないのか不思議に思ったりしている。

ここで、僕がパッと思いつくコミュニケーションに大切な要素を書いてみると

・愛そうも含めた表情
・相手の話をよく聞くことができる
・相手の真意を会話の文脈から推し量ることができる
・相手に合わせた伝え方ができる
・適切な話題をふれる
・会話のタイミング
・相手の感情や関心を推し量ることができる
・キャラにあったユーモア

なんてのが出てきたりするけど、一口にコミュニケーション能力と言っても、職種によって求められるコミュニケーション能力は違うだろうし、友達、対異性、パーティーの場等々でも、求められるコミュ力は変わってくるだろう。僕のように、ある部分に関してのコミュ力が著しく欠如してるなんてパターンもあるだろう。

shin MICの「思考と探求」では、人生に大きく影響を及ぼすコミュ力についても、深く考え、分析し、ディスカッションを行い、学びを得てもらう授業を提供していく予定だ。